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[1:13] F-15戦闘機はどこから来た?

1 ナマエ:気になる 2013/03/06(水) 19:08 [Netscape5.0/WindowsNT6.1]
戦闘機はまったくの素人ですが、ひとつ質問させて下さい。
昨年2012年6月27日に、畑で仕事をしていると、ゴーという音とともに頭上で戦闘機が1機、

旋回してUターンしていきました。
かなりの低空だったので、驚いて見ていました。
垂直尾翼が2つあるので、F-15戦闘機だと思うのですが。
長年この地区に住んでいますが、この辺りに戦闘機が飛来したことはありません。

ここは山形県村山市の北部で、近くにF-15戦闘機があって訓練飛行をしているなどと聞いた

ことがありません。
隣の宮城県、松島に航空自衛隊の訓練施設があるようですが、F-15戦闘機を訓練に使って

いるのでしょうか。
それとも、別の場所からわざわざ飛来したのでしょうか。
どこから来たか不明だが、アメリカ軍の訓練飛行なんでしょうか。
全然、理解できません。
誰か、思い当たることがありましたら、お教え下さい。
お願いします。

2 ナマエ:uha 2013/03/06(水) 20:54 [Lunascape6.8.1.25906/Wind--]
松島の固定翼機はF-2及びT-4でどちらも単垂直尾翼ですので除外できます。
松島外の基地から飛来するようなイベントも当該時期には見当たりません。
また目撃地点がアメリカ軍の低空飛行ルートの一つであるグリーンルートに近いことから、
アメリカ軍の訓練の可能性が高いです。在日米軍の固定翼機で双尾翼となると海兵隊や海軍の
F-18戦闘機が考えられます。ルートから推定すると厚木の米海軍機の訓練の可能性が高いですが、
憶測にすぎません。北朝鮮や中国等アジアの安定性に懸念が出ている中で抑止力を高めるために
こうした訓練は重要なメッセージを持っておりますから、訓練の安全性を高める努力を求めつつも、
機密に触れない程度に情報を出すことで、日本国の外交(圧力面)として利用されると良いと思います。

3 ナマエ:気になる 2013/03/07(木) 07:05 [Netscape5.0/WindowsNT6.1]
詳しい情報ありがとうございます。
なるほど、やはりアメリカ軍ですか。
こんな田舎村に飛行してくるなど、考えてもみませんでした。
1機だけで轟音とともに低空飛行旋回とは、自衛隊はやらないですよね。
村の人間はびっくりですね。
といも参考になりました。
ありがとうございます。

4 ナマエ:uha 2013/03/08(金) 02:39 [Lunascape6.8.1.25906/Wind--]
なぜそこを飛んでいたかといいますと、アメリカ軍は朝鮮有事の際には
アジアの安定のために、北朝鮮のミサイルサイト等を探して攻撃することを
想定しているからです。北朝鮮は隠せる軍事施設は山がちな地形に隠しています。
日本の山間部は朝鮮半島の山間部に地形が似ている部分が多く、
有事の際の訓練のために、そうした地形のルートを訓練に使用しています。
そうした地域で訓練が行われているのはアメリカ軍がいざというときにアジアの
安定のために血を流して戦う本気を示しているのです。
自衛隊がやらないのは自衛隊がやっても意味が無いからです。日本には交戦権がないので
日本に危害を加える施設でも他国にあるのでは攻撃出来ませんから、
当然そんな訓練は必要ないのです。

5 ナマエ:村人 2013/03/13(水) 15:04 [Netscape6/Mac OS X]
私のいる岐阜県の白川郷でも自衛隊の輸送機やジェット機飛び回ります。
時には会話が遮られる程の騒音です。
uhaさんのお話からすると、アメリカ軍なら分からなくはないのですが、自衛隊がこんな所を
低高度で飛行する意味があるのでしょうか。
世界中から旅行客が来る場所でもあります。その人達のいらしているタイミング次第では、
あまりいいイメージを持っていただけなくなるかと思うのです。
いくらでも人が住んでいない山間部はあるのに、なぜここを飛ぶのでしょうか。
村でも苦情を入れようかと言う話もある状態です。

6 ナマエ:uha 2013/03/15(金) 22:00 [MSIE10.0/WindowsNT6.1]
岐阜という土地と輸送機とジェット機の組み合わせからして、
もしかすると自衛隊の新型輸送機であるC2(C-X)輸送機の試験飛行の一貫ではないでしょうか?
岐阜には古くは陸軍各務原基地、今も川崎重工に空自の岐阜基地、もちろん飛実団の
存在する基地です。メーカー試験後に実用部隊との間で自衛隊のパイロットの中で腕利きの
エリートによって実用面から試験を行う部隊ですから、運用で考えられるあらゆるケースについて
試験を行い、その一つが谷を縫うような低空飛行、機動性の試験です。戦闘機などが随伴して(チェイサー)
記録、緊急時のサポートを行いますから、試験機とチェイサーの組み合わせで飛行しているはずです。

7 ナマエ:村人 2013/04/07(日) 13:39 [Netscape5.0/Mac OS X]
uhaさん、ご解説いただきありがとうございました。
確かに組み合わせで飛んでると言えばそうなのかもせれませんけど、輸送機っぽいもの以外で単独で
見かける事はありましたし、ビジネスジェットみたいなのが飛んでる事もあり...。
他にも戦闘機っぽいのが2機でとぶのも見られる事はあります。
どちらにしても谷を縫うような飛行をしているとは見受けられません。それほど低くなくても山間部
での飛行は結構響きます。
高山市内でもたまにですが、同じような事はあるそうです。
まあ、各地の基地周辺の方に比べれば大した事ではないと思いますが、自衛隊が山間部低空飛行する
事って、要は敵に既に日本本土への侵入を許してしまっているケースですよね。
海岸線や洋上の訓練なら話はわかるんですけど...。

8 ナマエ:ペリ 2013/04/09(火) 08:57 [Lunascape6.8.2.26357/Wind--]
飛行実験団がある付近だからいろんな試験をやってるはずですね。
完成している飛行機でも、ソフトウェアのアップデートとか、今後のバージョンアップとか
いろんな試験があるので、普通の基地と違っていろんな機体がいろんな組み合わせでフライトするはず。
谷を飛ぶのは高度の規制があるし(多分500フィート)、迷子になりにくいように谷筋の低い方の高度に合わせて
谷の中に入り込まないで飛んで、片側のトップが見えるように飛ぶテクニックが一般的らしいです。

試験飛行や性能テストのなかの要求性能としてあるだけで、実際に侵攻されてから本土で隠れながら戦おうとは考えてないでしょう。
でも、万一侵入されても奪回するための能力がなければ軍隊じゃないですし、一旦水際防御を突破されたら諦めるなんて軍隊だったら
国民として税金払いたくないですよね。

9 ナマエ:ペリ 2013/04/09(火) 08:58 [Lunascape6.8.2.26357/Wind--]
水際防御についてわかりやすい例はサイパンの防衛戦、内部まで侵攻されて戦うのは硫黄島の戦いみたいなことを言っています。

10 ナマエ:村人 2013/04/23(火) 12:02 [Netscape6/Mac OS X]
ペリさん、色々と教えていただきありがとうございます。
でも、自衛隊は『軍隊』ではないんですよね。
上陸されてその後奪還、保持できる迄の装備、能力持っているのでしょうか。
これに関しては、かなり多くの疑問を持っていますが、ここでは主題と異なる話ですので割愛します。
個人的には防衛の為の軍事力は必須だと思っておりますが、現在の状況は...

お話しさせていただいてる自衛隊の航空機は山間を縫うように飛ぶ訓練ではなく、ただ上空をパスしていくだけの事も多いんです。
明らかにどこかに行く途中という感じです。各務原の基地からここまで来る間には十分もっと高度を上げるだけの
距離はあります。
それなのに、わざわざ視認が出来る高さを観光客で溢れかえる事もある地域を飛ぶ必然性があるのか、と言う事
なんです。
『軍隊』が世界文化遺産の上空を飛んでいく事に、意義や必然性はありますでしょか。
なにもここだけに限っての話じゃないですけどね。

11 ナマエ:μk 2013/04/24(水) 16:54 [MSIE10.0/WindowsNT6.1]
逆じゃないか?軍隊じゃなくて自衛隊なんだから、上陸されるような
明らかに自衛の戦いになったら「制限解除」なわけだ。水際作戦が好きで
侵入されたら諦めるような編成じゃ、だれも税金払わんだろ。
それに国際法からすれば、自衛のための軍事力というのは
敵意をもって軍事力を向けてきた時に、それを阻止できる時点で戦うことは
自衛と認められている。簡単にいえば、航空機が侵入してきて、もしそれが
攻撃してきたら、領土領空に入ってからでは遅いから、領空外に出て行って
確認することが出来る。今のところ少数機で侵入していて、阻止できない
状態で入ってくるわけじゃないから、領空に若干の侵入があっても警告だが、
これが対応が必要な武力で攻撃意図ありとなったら、領空侵入時点以前から
攻撃を行ったとしても、状況次第で領空外から戦闘が開始されても自衛の範囲に
入る。あくまで国際法的にはだから、実際にはその下に日本の憲法や自衛隊の
ROEが関係するわけで、それがあるから憲法改正やROE策定が言われているわけだ。

12 ナマエ:μk 2013/04/24(水) 16:57 [MSIE10.0/WindowsNT6.1]
北のミサイルについては、現行憲法で基地を攻撃することを自衛と解釈できるという
研究もされているが、それも国際法に基づけば、ミサイルを発射されてからでは確実に
防衛をすることは出来ないので、ミサイル基地の攻撃に限れば、こちらから相手の領土の
軍事施設を攻撃することも自衛になるという理屈。
自衛隊というおかしな名前だが、解釈の幅を持たせるネーミングは意外と賢いと思う。

13 ナマエ:μk 2013/04/24(水) 17:05 [MSIE10.0/WindowsNT6.1]
訓練空域との往復だとすれば、上空を通過することも考えられる。
http://www.mod.go.jp/j/approach/chouwa/firing/JASDF_shooting_zone.html

若狭北方臨時等が場所から想定できる。通過高度に関しては自衛隊だけで
決められるわけではない。
https://skyvector.com/
このサイトでいろいろな空域の制限が日本中にあるが、これは大きな空港への
アプローチの飛行機だけが使用できる空域と一般の航空路とを分けてあったり、
有視界飛行と航空路で管制される飛行の高度区分について地上とのクリアランスの
関係で定めがあったりと、狭くて高低差が激しい日本の地勢の関係上、こんな複雑に
なっている。
自衛隊機が高度を下げているのではなくて、空域上、上を民間の航空路に抑えられて
下を飛んでいる。燃料消費は低空のほうが効率が悪いんだし、低高度訓練や離着陸以外では
ある程度の距離を飛ぶときは高度は上げたがるもの。
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