空母ミッドウェイ博物館 USS Midway Museum 2014年

カリフォルニア州南端の港町サンディエゴには、大きな航空博物館が二つあります。
まずサンディエゴ・エア&スペースミュージアム。そしてもう一つがここ、USSミッドウェイミュージアムです。
その名のとおり、かつて横須賀を母港とした空母「ミッドウェイ」がそのまま博物館として保存され、飛行甲板ないし格納庫に多くの米海軍機が展示されています。

■行き方
超行きやすいです。もう街中も街中、サンディエゴのど真ん中です。歩いてもいいし、タクシーでもいいし、適当に行けます。
私の場合はチノのプレーンオブフェイムエアショーの翌日に、レンタカーを利用し訪れました。
入り口の前が駐車場になっております。1日$10です。


入場料:$20 月曜日休み
http://www.midway.org/




すぐ近くに太平洋戦争の碑が建てられています。こちらはサマール沖海戦の記念碑。
司令官のトーマス・L・スプレイグ海軍少将の胸像と、その麾下の第77任務部隊第4群の艦艇について書かれています。
サマール沖海戦は駆逐7と護衛空母6で構成された少数の米海軍が
大和、長門等戦艦4隻、重巡6、軽巡2、駆逐11で構成される圧倒的物量を誇る帝国海軍勝利した戦いでした。


護衛空母ガンビアベイ 「敵の艦砲射撃によって沈没」
護衛空母セントロー 「敵のカミカゼによって沈没」(神風特攻隊の最初の出撃)
一方で日本海軍の重巡3隻撃沈したんだから、そりゃ、記念碑創りたくなるわ。
艦隊決戦に持ち込めば勝てる筈だったのに。
駆逐艦7隻に負けたていこく海軍とは何だったのか。

 
サンディエゴは太平洋側唯一(横須賀を除けば)の空母の母港です。この日も2隻停泊してました。スーパーキャリア―が2隻!凄い。
「カール・ヴィンソン」と「ロナルド・レーガン」ですね。日本の皆さんよりも一足早くレーガンさんにご挨拶。


いろんな船が出入りしてました。「グリッドレイ」
記念碑や港をを見学しているうちに開館時間になりました。20ドルのチケットを買って入場。
アメリカの博物館って顔写真撮られるんですよね、厳重すぎ。


入ったらこれ。格納庫いっぱいに。フーン凄いね。傾いてるのはヨークタウン。


長らく横須賀を母港にしていた頃の展示。ミッドウェイ海戦のパネルの一割大。
ちっ、勝ってれば90年代までここサンディエゴこそが「信濃」の母港だった筈なのに。


ダイブブレーキ開いて爆弾投下しそうなドントレ。仕方ないね。ここミッドウェイだし仕方ないね。仕方ない。


TBM-3


O-1バードドッグですが、これは海軍機じゃないです。ベトナム撤退フリークエントウィンド作戦における↓

です。ミッドウェイに着艦したんでした。


えー、左から... 、F-4、A-7、F-8


E-2、えーとなんだっけ(笑)、いろいろ射出座席(めんどくさくなってきた)



エレベーターがレストランになってます。そしてそこに鎮座するA-4Fスカイホークさん。


では飛行甲板へ。


F4F-3。なんかガンベイがあいてました。


F4F-4


F-14A



RA-5Cビジランティ。うわーA-5はじめてだー。これはデカイ!!半端なくデカイ!よくこんなの艦上で使ったな。


EKA-3Bスカイウォーリア。うわーA-3はじめてだー。これはデカイ!!半端なくデカイ!よくこんなの艦上で使ったな。



ファントムは2機、まずこっちはF-4S。


こっちはF-4Bの性能向上型F-4N。撃墜マークが2つ描き込まれたミグキラー!


F9F-8P偵察型クーガー。ノーズながい。


三菱じゃないT-2Cバックアイ


F/A-18A


これミグキラーのA-1Hスカイレーダーの塗装ですって。ただ別の機体で、オリジナルではない模様。


A-6Eイントルーダー。上のA-1といいガン積みカッコイイ(・∀・)


S-3Bバイキング。わお、武装してるよ。2000年代にはいってから厚木通いしはじめた僕にとってS-3=給油機だから新鮮。


E-2C


えーとこのF-8は保護フィルム?


A-7はっかん!!(・∀・)


中国人の女の子グループもはっかん!!(・∀・)


C-1Aトレーダー。最後のレシプロ艦上機。


HUPレトリバー。


HSS-1シーバット/H-34...このレシプロ感たまりません。最近のタービンヘリじゃ、このゴツさは真似できない。


SH-2Fシースプライト


SH-3シーキング。中入れた。ただし空っぽ。


UH-1B


HH-46Aシーナイト


SH-60Fシーホーク。そうだ。米海軍はもうF型も退役してたんだ。


すりーくおぉーたーまいるこーるざぼーる!


カタパルトのケーブルひっかけるやつ。


ブリッジツアーに参加。内部はエセックス級とほとんど同じつくりで、ノウハウの継承を感じます。
エアボス(甲板や周辺の空域を司る偉い人)席からの眺めは最高です。


お!サンディエゴ国際空港に着陸する旅客機が。ああ望遠レンズ持ってくればよかった。


小学生が「アイアムアキャプテーン!」とか、なんか会議しはじめました。そこキャプテンじゃなくてアドミラルって書いてあるだろ(笑)


艦長室。さすが大型空母ともなるとホテル並みです。



1945年の編成すげえ。133機って...(^^;
1991年は横須賀&厚木基地にいたころですね。


ブリーフィングルーム。右のVFA-151はちょっと派手すぎやしないかい!?


飛行隊長のおへや。ブリーフィングルームのすぐちかく。


カタパルトのスチームアキュムレーター。


下民どもの棚。


下民どもの食堂。広いね。船の上とは思えない。


最下層の兵器庫と格納庫をつなぐエレベーター。


錨。と、右は空母の舳先。


戦場にいけば英雄はどこにでもいる。が、歯医者の前に英雄はいない。
歯医者の受付は美人のお姉さんと決まってるのにオッサンじゃ行きたくなくなります。


酒保。なにこのビデオの品揃え...(笑)


私の寝床。


機関室



空母ミッドウェイ博物館見学後、我々はサンディエゴ・エア&スペースミュージアムへと向かいました。クルマで10分ちょっとの移動時間ですので一緒に見学することができます。
またその後に戦艦アイオワ博物館へ向かいました。さすがにミッドウェイを見学したあとだとアイオワがしょぼく感じてしまいました(^^;

エセックス級空母「USSホーネット博物館」もぜひご覧ください。


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