2006年 Royal International Air Tattoo RIAT 2日目 土曜日 エアショー本番後半

RIAT二日目もようやく折り返し地点に到達ました。照りつける太陽が容赦なく肌を焼き、暑くてどうしようもありません。
さっそくいってみましょう。



本日の固定翼アエロバティックチーム第2弾!パトルイユスイスです。
F-5E戦闘機を使うだけあって、速度感があります。F-5自体もカッコいいしスタイリッシュなチームだと思いませんか。
パトルイユスイスは私のお気に入りのチームです。最後扇状に広がるのフレア放出なんて他のチームでは見られません。
ブルーインパルスとサンダーバーズって飛行内容が結構似ているのですが、
パトルイユスイスは同じ6機ながら内容は全く異なっています。 アメリカンスタイルとヨーロピアンスタイルのあいの子。
というような感じです。



B-52がもくもくと黒煙をあげて通過。
本当はB-52の前、パトルイユスイス終了直後、いきなりB-1Bが高速で突っ込んできました。
頭上に達して初めて気がつくという体たらく。たしかにプログラムではB-1Bの出番だったのですが…
また奇襲でやられてしまいました(^^;



さーやってきましたよ、本日の目玉の一つ、MV-22オスプレイです!


左は通常の飛行機形態。こうしてみると飛行機としての通常の離着陸が不可能であることが容易にわかります。この状態で着陸したらローター吹っ飛びますね(笑)
ヘリコプターでもない、飛行機でもない、ティルトローターという新しい機種ですが、果たして今後「ヘリコプター」と同じように「ティルトローター」という名前が一般に知られるでしょうか、それともヘリコプターの一部類として扱われるのでしょうか。今後この手の航空機の発展次第かもしれません。



左の写真は徐々に減速しローターも斜め上を向いています。正面をぐるーっと回っているうちに完全に上向きになりました。

去年のネリスで見たF/A-22(ネリス行った時はこの名前だった)と同じような鈍いシルバーの塗装が施されています。
私は結構好みなのですが、これ太陽の方向によってはメチャクチャ輝くんですよね。大丈夫なんでしょうか。


うわーこれは酷い!(いろんな意味で)
ティルトローターとは面白い航空機ですね。
オスプレイのパイロットは、ヘリコプターでも飛行機でもない、オスプレイ独自のライセンスが必要なようです。




ロイヤルヨルダニアンファルコンズです。
運営はヨルダン航空が行っているのですが、パイロットは全員空軍所属の半民半官チームです。
機体はアエロバティックの名機、EX300ですが…。正直ぶっちゃけてしまうと、ツインリンクもてぎで行われるオートボルテージュアエロバティックスで見てきた世界のトップパイロットに比べるといささか見劣りするような気がします。
ピーター・ベゼネイ選手やクラウス・シュロット選手が懐かしい。おっと、余談でした。




さて、2006年RIATの最大の目玉!!ついに来ました推力偏向エンジン装備、MiG-29OVTです!!
離陸直後高度を取ったと思ったらイキナリこれです…(^^;

MiG-29の演技はポストストール機動が多く比較的高い高度で行われました。
なのでそのままでは小さいので、ほとんどの写真は、かなり高いレベルでトリミングされています。



で、でたーー!クルビットです!もう大興奮です!
クルビットの際にエアインテークからスモークを吸い込んでしまうとの事で
一時的にスモークが停止される措置が最近とられたようで、余計写真ではわかりにくくなってしまいました。
恐ろしいのはそのような措置をしなければならない機動だということです。l


えーっとね。こいつの機動を写真であらわすことは不可能です。
次の瞬間には反転してたり、ありえない方向に飛行していたり…
自分の出したスモークに自分で絡まるってどんな戦闘機なんでしょう。


常識を超え理解不能。



低速パス。来るぞ!怪しい!
今までのエアショーで培ったカンが、このミグが次に起こすアクションを予知させます。


いやあああああコブラだー!感動!
ミグのTVCノズルをよく見てください。左の2枚はぐぃー!っと引っ張ってますし、
3枚目はリカバリーするため逆方向に動いているのがわかります。


一緒に行ったひれくんと、どの戦闘機が凄い動きをしていたかと話題になりました。
彼の答えはスーパーホーネットでした。
私はMiGじゃないのか?と、言うと、彼は「MiGは戦闘機じゃないから反則。あれはアクロ機。」
これには私も同感でした。常識を超えた機動は、もはや戦闘機の範疇に入れることすらためらわれます。

ちなみにMiG-29OVTはMiG-35という名前でインドに売込みが行われています。
あの国Su-30MKIも持ってるのにドッグファイト界を支配しようとでもしたいのでしょうか。


ブラボーーー!

MiG-29OVT動画
MiGの機動は写真よりも動画の方が遥かに迫力がありますよ。



ミグ「ップ。見たか俺の機動wwwせいぜいがんばってや。大根足の艦載機くんwww」
スパホ「ほざけ、オレの機動を見てから言えこのヤラレメカのせがれがwww」


何この東西決戦。
フェアフォード空軍基地は異様な雰囲気に包まれ始めました!!
F/A-18Fスーパーホーネットの出番です。


離陸して直後にひねり。


左のこの写真見てください。
鬼のような低空から、まるでコブラ機動のごとく一気に舵を取り上昇はじめました。
上昇中の戦闘機はこんな角度で撮影できませんよ…普通なら。
右の写真もこの機動の数秒後です。
水平飛行>垂直上昇>リカバリーを400mmのレンズでこれだけの大きさで撮影できる範囲内でやってしまっているのです。



恐ろしいほどの舵の動き!!



先ほどのMiGの話ではありませんが、F/A-18Fも、戦闘機に入れていいのやらとんでもない機動を行いました。
MiGよりもやや高い速度帯で無理やりぶん回す意味不明の機動に驚きました。
意味不明度ではMiGに軍配が上がりますが、全体的に見て決してスーパーホーネットも劣っていません。




P-51Dマスタングが離陸します。
昨日似たような写真を撮ったので1944年撮影風に。


B-1B着陸


続いてB-52H着陸...お!菊花紋章
大日本帝国海軍所属のB-52に間違いない。きっとみずほ級空母にも搭載できるぞ。



続いてMiG-29OVTにF/A-18Fという意味不明機の直後に始まったかわいそうなF-15C
流石にいい離陸をします。

イーグル先生の空戦講座
「いいか、低速でポストストール機動など的にしてくださいと言ってる様なものだ!」


「パワー!パワー!パワー! 推力でねじ伏せろ!」


「旋回はスピードに乗せて行え!!MiGや18Fのマネはするんじゃないぞ!あれは見世物だ!」


「基本はこうだ!! スピード イズ ライフ!! 分かったか!?」

前者2機は低速で優雅な機動を見せるのに対しF-15は直線番長。
贔屓目で見れば、ともかく実戦的なハイスピードで行われる機動は良い意味で好対照だったと言えるでしょう。
優雅さ?そんなもん知らん!男ならスピードだ!男なら迫力重視!そんなポリシーが伺えます。

機体が大きい、実施高度がやや低いため写真写りの良さは抜群です。
本当撮影しやすい戦闘機ですね。
展示全体を通じ、マッハに近い速度がカメラマン泣かせの困りものですが…(笑)




F-15Cの展示が終了後、そのままP-51Dと合流しヘリテージフライト。
ネリスで見たF/A-22、P-51D、QF-4Eの展示とBGMが同じでした。



でたー!フライトシミュレーター風アプローチ!
飛行機ゲームやってるときって、めんどくさいからってこういうアプローチよくやっちゃうよね(笑)


お次はバトルオブブリテンデモンストレーションです。

ハリケーンMK.IIc、スピットファイアMK.XIX(PR19)が離陸します。


どこからかランカスターまで連れてきてフライバイです。


ハリケーンMK.IIはバトルオブブリテン参加してない。
スピットファイアMK19はバトルオブブリテン参加してない。
そもそもグリフォンエンジンじゃん。
っていうか19は偵察型でしょ?。

そういう言う突っ込みはしないでください。



ハリケーンとスピットファイアが模擬ドッグファイトします。

逃げるハリケーン!追うスピットファイア!
ハリケーンはもう少し気合入れてシザーズに持ち込んだりやバレルロールを混ぜて逃げろ! それじゃあ100回は撃墜されてるぜ。3
これがメッサーシュミットだったらさらに面白かったのですが。


ランカスターがやってきました。


やっとやってくれたバレルロール。


爆弾倉をあけて旋回。P-3Cより立派なボムベイです。
ランカスターといえばダムバスター、ブロックバスター、グランドスラムとか1.8t巨大爆弾ですよね。
今のご時世、戦闘機F-15Eが2.1tのバンカーバスターを3発搭載できてしまうんだから笑っちゃいますね。



最後に3機そろって飛行し、ブレイクして着陸。




次はミラージュ2000C RDIです。離陸後ひねって急上昇してまたひねりました。


ミラージュ2000Cの特徴はゆらめきのアフターバーナー(笑)
A/B使用時、エンジンノズルは常にメラメラと炎が燃えるように(実際燃えてるわけですが)色が若干変わります。
このようなアフターバーナーを見たことが無いので大変珍しく感じました。
動き的にはどうでしょうか。良くもなし、悪くもなし。と、言った所です。



ここでトラブル発生!!!

操作を誤りメモリーを抹消してしまいました(つд`;)

この後行われた海軍のアエロバティックチーム、ブラックシーホークスと、スピットファイアのソロ機動、
グリペン、スパニッシュユーロファイターのフライトのデータが無に消え去りました。

ああ、なんて事をやってしまったのでしょう。
よりによってF-15と並んで好きなグリペンを…。



昨日のプラクティスで行われた海軍のチーム、ブラックシーホークスの展示。
中型のファルコン20とホークという編成が面白いのですが、
空軍のレッドアローズに比べてどうも今ひとつ。
ブルーインパルスレベルぐらいがんばってほしかった。


しかし漆黒のホークはカッコいい。


明日のJAS39Aグリペン1枚先取り。
グリペンは、あのダサいユーロファイターとは比較するのも無礼に値するほど抜群にカッコいいのですが、
機動は一歩、二歩譲るといった感じです。スペック的に見ても実際劣るのは否めないので仕方の無いところか。
フライトはミラージュよりかはいくらかマシ程度のイマイチな感はぬぐえませんでした。
小さいから写真映りも悪いときてます。



スピットファイアの写真も昨日のものを載せてみます。
感じたことはロールレートは遅い。機動性もぜんぜんよく感じない。パワーも不足気味。音も静かで迫力がない。
これ全部ジェット戦闘機を比較対象にしているのですけども(笑)
それはそうと、スピットファイアってどの角度から見てもほぼ完璧の域に達していると言っても良いほど美しいと思いませんか。私は結構好きです。


またユーロファイターです。こちらはスペインの単座機です。
機動はイギリス機と大差なし。ゲテモノな外見も単座は少しマシか。



本日の最後はパトルーラアギラ。スペインのアエロバティックチームです。
悪くは無いのですが、BGMがあまりにも悪すぎてマイナス20点。今一歩かなあ。


アギラは7機一斉に着陸が凄いんです。
さて!6時を少しまわったところで、やっとエアタトゥーの1日が終わりました。


地上展示を見て回りたいところですが、フライトだけでも8時間も飛行機を見ていたのです。もうクタクタ…。
渋滞を避けるためにさっさとホテルへ帰ることにしました。
初日に英国版百里基地と馬鹿にしましたが、細い道であろうが、遠回りであろうが、ありとあらゆるルートを使って
たくみに誘導されるため、渋滞らしい渋滞は、本当に基地の周りだけで、後はスムーズに帰還することが出来ました。
うーん。さすがエアショーの本場です。運営も一味違います。


さー明日も明後日もRIATあるぞー。ゆっくり休もう〜。



RIAT 1日目 金曜日 アライバル・プラクティス

RIAT 2日目 土曜日 本番前半

☆RIAT 2日目 土曜日 エアショー本番 後半

RIAT 3日目 日曜日 エアショー本番

RIAT 4日目 月曜日 デパーチャー

ファンボローエアショー


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