2006年岩国基地フレンドシップデー


2006年のエアショーシーズンの先駆けとして岩国基地航空祭へ行ってまいりました。

例年5月5日の子供の日に行われる岩国基地フレンドシップデーは晴天率が高く、本年も昼過ぎからは見事な五月晴れ!
むしろ暑すぎて酷い日焼けしてしまいました。少しは曇っててくれ〜(贅沢)


まず最初に巨大な日の丸と星条旗を掲げながらスカイダイビングチームがデモを行いました。
“フレンドシップデー”らしい演出です。

しかしこの方々、あとで最前列で握手して廻っていましたが(スゲエ握手の力だった)ツナギにAustraliaの文字が。
なんか星条旗と日の丸だけでかわいそう。


ディープブルースのパイパーやSu-26がアクロバットを行います。この頃はまだ曇っていたのでイマイチな写真です。



続いてF-15JおよびF-4EJ改がフライパスしますが、本当にパスしただけでした。
写真をUPできるような物は撮影できませんでした。

地元のUS-1Aが展示飛行を行います。プロペラからベイパーを曳きながら離陸!



高速パス、低速パスを行い着陸〜... って前のめりで突っ込む凄いアプローチ!!


この後、暫く時間が空きます。航空機は1時間半以上なにも飛びませんでした。
スターウォーズのキャラクターのコスプレをしたダイビング、推定1000台もの大量のバイク軍団が滑走路上を往復(ローリングサンダーと言うらしい)したり、まったり雰囲気が漂います。

ダースベイダー VS 名前度忘れ


昼過ぎになり、APUの音が響き渡ります。F-16Cのエンジンに火が入りました。
岩国は滑走路がほぼ南北に走っており、午前中は逆光ながら昼過ぎに順光になるため、午前中は別に晴れていなくても問題無いのですが、運のいいことにこの頃には完全な晴天になっていました。
酷い暑さだったので本当に運が良かったかどうかは別ですが...(^^;


ちなみにこちらは前日展開での写真。派手にベイパーが出ていたのですが。




陸自によるラペリング降下デモです。
ちなみにこの降下している隊員のご家族は最前列でシートと小さなテントを設営しており、私達はその後ろに居たのですが、
なんか、その子供達とちょっと遊んでたらご好意により、エアショーの最初から最後までそのご家族のシートの上で撮影させてもらえました。
(別に子供と遊んでたからと言うわけでもありませんが)
F-16の音に驚いて耳ふさいでうずくまってる子や、逆に喜んで「ブーーーン!バヒューーン!ドーーン!」と奇声をあげてF-4EJ改の模型を片手に遊んでる子とか、わたしと目を合わせたらママに抱きつこうとしてバランスを崩してゴロンとコケて泣き出しちゃう子とか。

「ほらー、パパ凄いよ〜」「あ、パパだパパだ〜〜〜!」


家族っていいね。めっちゃ和んだ(*´ー`)


2機の無印ホーネットが離陸します。VFA-97とかいう米本土から岩国にやってきた海軍のローテーション部隊だそうです。
対地攻撃デモを実施します。


対地デモの一幕。わが国もアメリカ並みの爆発ショーをやるようになりましたか。真偽は不明ですが、地元住民が爆発音を聞き、エアショーで事故かと問い合わせがあったとか。



F/A-18Cが着陸〜。と思ったらフック出てますよフック!
まさかフックランディング!?


フックが接地しました、滑走路表面をガリガリ削って煙が上がってます。


ワイヤーにひっかかりました、びよ〜〜んと伸びて、あっという間に停止です。




続いてブルーインパルスです。
去年の航空観閲式以来、第一区分なら小松以来久々に堪能できました。
特に新演技は無し。普通にブルーインパルスです。


というわけで、いつもどおり写真は後日にブルーのページに加えてゆきます。



ブルー終了後は今回待望であったF/A-18Fスーパーホーネットの出番です!

前日の予行では高速パスで見事な巨大なベイパーをボワッ!と出し、岩国ENDはどよめきました。
(前日展開の写真)
しかも頭上通過時にァーーン!!
今まで聞いた事の無い何かが炸裂したような音が...遷音速域は機体の一部が音速に達しますからひょっとしてソニックブームじゃ。


というわけで、本日も期待大です!去年や昨日のようなボワッ+パーン!を期待しましょう。
さあ離陸です。前日遠くから離陸の様相を見ていたので離陸直後のバレルロールをバッチリ捉えました。


いきなり気合が入ってますね


残念ながらボワッは出なかった高速パス。
とは言えアクチュエーター部(多分)からベイパーが出ています。
午前中などもう少し湿度がある時間帯だったら派手に出てたかもしれません。



このアングルから見るとフランカーにそっくりです。やはり高い機動性を実現すると似てくるのでしょうか。


スーパーホーネットの機動飛行は今までに見たあらゆる戦闘機を凌駕するとてつもない迎え角性能でした。低速なのにグルグル廻ることで有名なF-2を上回っているように感じます。速度感を用いたF-16とは異質のものでした。
(逆を言えば速度感あるF-16に比し動きが緩慢とも言えなくも有りませんが)


この凄さは文字と写真で伝達するにはとても難しく、うまく表す事が出来ません。
これを見るだけでも岩国まで来た甲斐があったというものです。



スーパーホーネットの次はディープブルースのSu-26が離陸しますが、残念ながら飛行機の時間を見越し、早々に撤退する事にしました。
結果的にこれは正しい判断で、基地を出るのに徒歩1時間弱、基地から岩国駅まで徒歩1時間弱、広島駅まで電車1時間弱、空港までバス1時間弱で空港でチェックインしたのは7時頃で、出発の約40分前と飛行機にしては殆どギリギリの時間でした。
そして休むひまもなく羽田まで飛行機で1時間、自宅まで電車で1時間、自宅に着いたのはスーパーホーネット終了後6時間の10時過ぎ。ああ、岩国官民共用空港の実現が望まれます。



地上展示の写真? US-1A改以外全く興味がありませんでした(笑)


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MASDF


今回のベストショット。
ありがちな普通のF-16Cの写真ですが、翼全体から薄いベイパーが光を受けて軽く虹のように色がかっています。
尾翼が少し切れてしまったのと、すこしピンぼけしてるので30点減点。