■2009年百里基地航空祭
最近もっぱら海外のエアショー狙いで、日本の航空祭行ってないなぁ。
たまには日の丸が付いた戦闘機を見に行きたいなあ。というわけで、急遽百里基地航空祭へ行って参りました。
午前2時過ぎに現場入りし車中泊。すでに駐車場の入り口には開門待ちの長蛇の列ができていることに驚きました。5時半に開門し、入場。7時半ごろエプロンが解放され、ブルーインパルス前の最前列をなんとか確保する事に成功しました。しかし、かなり強烈な霧が出ており、ビジビリティがあまりよくありません。予報では晴天なのですが...。


朝一番でファントムが離陸するもこの通り。機動飛行とかそういうレベルじゃありません。
オープニングフライトは見事に中止になりました。


続いて救難展示に入るも、U-125Aは離陸せずヘリコプター単機による縮小版のみが実施されました。


航過飛行を行うためにF-4EJ改、RF-4E/EJ、F-15Jが滑走路へ向かうも、離陸せずに高速タキシングを実施するのみでした。
帰ろうかな...とも思いましたが、気象隊の人に、この先機動展示が行えるまで回復する見込みはあるのかと聞いたところ、
「回復傾向にあり、飛行展示の許可が出ました。」という情報を聞き、辛抱してみることにしました。(><;)


やっとこさF-15の機動飛行が行われました!が、この視程じゃあな。
空気は第二のレンズですから...(^^;


レタッチして誤魔化してみる。


視界が悪いから機動を抑えているのか、今一歩迫力に欠けました。
午前の展示はコレで終了。タハー(ノ▽`)


午後のF-4による対地射爆+戦術偵察展示の頃になると、視界は殆ど問題無いレベルまで回復しました。
しかし、午後の百里は逆光状態。うーん。嬉しいやら嬉しくないやら。


今年、沖縄から配置換えでやって来た302飛行隊のF-4EJ改は、気合いの入った機動を見せてくれました。


でも、同じ方向から進入し、同じ方向へ離脱するってどうよ。写真みんな同じようなアングルになっちゃう。


続いて501飛行隊のRF-4。
同じファントムを使用する302飛行隊というライバルができたからか、こちらもなかなかの機動。


でも、やっぱり同じ方向から、同じ方向への離脱なのね...。ブレイクの仕方が毎回異なるぐらいで...。


午前中の霧が嘘のようです。朝からこのビジビリティだったらなあ。


ブルーインパルス。久しぶりにウォークダウンを見ました。
この機体の輝きよう。機付け整備員の愛と誇りが感じられます。


アングルは最高。でも光線状態が...(^^;


タイミングは最高。でもアングルが...(つд`)


ちょうど上空に雲が有ったためか、レベルキューピッドになりました。


また、ボントンロール後、通常6番機が離脱してバーティカルキューバンエイトを実施するのですが、
なぜか編隊にくっついたままで、どうしたんだ?と思ってたら、さくらを実施しました。上向き空中開花とスタークロスも無し。


ちょっと思ったこと。
私たちの近くにY旅行ツアーのおっちゃん、おばちゃん連中がたくさん居たんですけど、なんかね、別段珍しくもないようなハイレートクライムで歓声を上げたり、ただのデルタループで喜んだりしてるんですよ。それに対して自分はF-15やF-4の機動がどうだの、今日のブルーインパルスがどうこうとか、良いだの悪いだの、自分の中で採点してるんですよ。
私が初めてエアショーに行ったのはちょうど10年前の厚木Wings99でしたが、あのころの私も、この日のおっちゃん、おばちゃんのように、機動の一つ一つに感動したものです。純粋に楽しむ気持ちはもう二度と戻らないんだろうな。と、慣れてしまったことにちょっと悲しみを覚えました。


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