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What's Sky Hornet?

スカイホーネットは、陸上自衛隊北宇都宮駐屯地で行われる航空祭(xx周年記念行事と称す)においてのみ、アエロバティックを披露する臨時結成のチームです。
使用する機種は「タマゴ」と非公式愛称で呼ばれ愛される傑作ヘリコプターOH-6D(MD500)で、パイロットは当駐屯地にて陸曹航空操縦学生を教育する教官有志です。

ブルーインパルスのように、自衛隊の顔として日本中で活動するチームではありませんし、独自の塗装もありませんから知名度は低いのですが、例年、OH-6Dに取り付けられたスモークを使用して美しい編隊を演出し、ソロ機による派手なアエロバティックが行われ、ヘリコプターの機動が楽しめるとあって一部に根強い人気を持ちます。

そんな、スカイホーネットの噂を聞き、ぜひ見てみたいと思い2007年に北宇都宮駐屯地34周年記念行事に足を運びました。
しかし、今年は何故かソロ機動はカット、またスモーク発生装置も装備せず、編隊機動も本当に会場前を何度か通過する程度と、評判とはかけ離れたなんとも期待倒れの飛行展示しか行われませんでした。
噂によると基地近隣からの苦情により今年はスモークの使用を控え機動も自粛気味にしたらしいのですが、もっともらしい理由では有りますが真相は不明です。正直、このチームの為に遠路はるばるやって来たと言うのに、軽く落ち込んでしまいました。


ところで、なぜスカイホーネッ「ツ」(Sky Hornets)じゃないんでしょうね。


使用機材 OH-6カイユース

ヒューズ(後マクダネルダグラスヘリコプター、現ボーイング)OH-6はアメリカ陸軍の観測ヘリコプターとして設計され、1964年に初飛行しました。小さな機体で整備維持も容易、広い視界、高い運動性を誇り、アメリカ、アルゼンチン、バーレーン、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、コスタリカ、デンマーク、ドミニカ、エクアドル、エルサルバドル、フィンランド、ギリシア、ハイチ、ホンジュラス、インドネシア、イラク、イスラエル、イタリア、ヨルダン、ケニア、モーリタニア、メキシコ、モロッコ、ニカラグア、スペイン、フィリピン、北朝鮮、韓国、台湾、日本と、世界中の軍隊や警察で任務に着いており、派生型も多様で攻撃型AH-6、特殊作戦型MH-6、通信中継機EH-6、練習機型TH-6、民間型MD500等、観測、攻撃、汎用ヘリコプターとして使用されている事は、本機がいかに優れた多用途性を持っているかの証明でもあります。

わが国では、川崎重工によりOH-6J(OH-6A)及びOH-6Dがライセンス生産され、387機が陸上自衛隊と海上自衛隊に納入され、パイロットの育成、観測、連絡等広く運用されており、観測機としてはより高性能なOH-1に代替が進みつつあります。


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