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現代の戦闘において電子戦機の支援は不可欠である。周辺国に対し優位な航空優勢が確保できる。
【航空自衛隊】
EF-2電子戦支援戦闘機研究開始

EWFSXは電子戦支援戦闘機の略称で、EA-6Bプラウラーとほぼ同様の役割を担う。

防空制圧には2種類の方法が存在する。電子妨害をしかけて、相手のレーダーを使用不可能にすることにより擬似的に破壊する「ソフトキル」、もうひとつは物理的に破壊する「ハードキル」。
EF-2の主要な任務は対艦攻撃任務につくF-2を支援することにある。スタンドオフジャミングを行うことにより、艦船の強力な防空システムをソフトキルし、必要とあらば現在開発中の国産対レーダーミサイルXASM-4によりハードキルを行う。XASM-4は艦を沈める威力こそ無いが、レーダーを破壊するには十分な威力で、射程・速度はAGM-88に匹敵するかそれ以上といわれている。対レーダー誘導であることから、対艦のみではなく、地上のSAMサイトに対しての攻撃能力もあると思われる。

F-2との外見上の大きな違いは肥大化した垂直尾翼のポッドにある。この部位にはEA-6Bプラウラーと同様の敏感な対レーダー受信機が内蔵されています。翼下、胴体下にはこれもEA-6Bと同様のAN/ALQ-99戦術ジャミングシステム(TJS)を3つ装着可能。またEA-18Gグロウラーも同様のポッドを装着している。

EF-2は機体の性格柄すべて複座機で、単座は作られない。2008年〜2013年までに13機調達が見込まれている。

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