エラーのアトリエ

プレイした事のあるクソゲーを紹介!

私はゲームを作って売りに出すような仕事はしていませんし、そういう仕事ができる会社に就職する予定もありません。だから、ゲームを創る難しさは想像するだけで実感することは出来ません。でも、決して安くない金銭払ってるんだから言わせてもらいます。
ここに紹介されているゲームは、あくまでもレビューワーの主観に基づき書かれています。
購入の目安にする事は非常に危険です。

戦闘国家・改 NEW OPARETIONS
零式艦上戦闘記
空戦
レーシングラグーン
インペリアルの鷹
スーパーエアーコンバット3
トップガン
大戦略マスターコンバット
ブラックファイアー
スカイターゲット
目指せスカイマークエアラインパイロット
クソゲー
俗に,面白くないビデオ-ゲーム。シナリオが面白くないもの,難易度のバランスが悪いもの,操作性の悪いものなど。クソゲとも。
〔糞(くそ)ゲームの略。漫画家みうらじゅんによる造語といわれる〕
三省堂「デイリー 新語辞典」より

戦闘国家・改 NEW OPARATIONS
レビューワー:タカ & ヤン & ぐり

戦闘国家エアランドバトルというプレイステーションで発売された大戦略風のウォーシミュレーションゲームがありました。

大戦略とは違った独自の戦闘ルール、そして3D戦闘シーンが高く評価され、根強いファンを得、続編の戦闘国家・改インプルーブドは初代に選択できた生産型の米露に加えて欧州と日本の兵器が登場し、マップやキャンペーンを大幅に強化、名作戦闘国家シリーズの人気を不動のものとしました。第3作目となるグローバルフォース新・戦闘国家では、培われたシリーズのノウハウをさらに進化。正統な続編として、「さすが戦闘国家」と高い名声を得ました。

そして2005年。前作グローバルフォースの続編として6年の沈黙を破り新作がリリースされました。その名も戦闘国家・改ニューオペレーション!。

開発元は角川書店。以前に紹介した空戦の開発元です。いやな予感がしましたが名作戦闘国家シリーズの続編であり、公式サイトの宣伝文にも「最もユーザー評価の高かった第2作のシステムを正当に継承!PS2の大容量をフル活用して前作以上の広大なマップを多数用意しています。」とあり、どう考えても大ゴケするはずはありません。
その期待は高く、MASDF内部において次回作への妄想が盛んに議論されました。
…しかし。今となっては「そう思っていた時期もありました…」と回顧するしかないほど、その期待は見事に裏切られ最悪の形となって実現してしまいました。

今回はその戦闘国家の面汚し、戦闘国家の恥曝し、戦闘国家の異端児、戦闘国家の恥部、戦闘国家の産廃、戦闘国家の売国奴、戦闘国家のふなむし、戦闘国家のボウフラ… 百語を尽くしてもあらわすことのできない戦闘国家・改 New operationsを晒し、一人でも多くのニューオペレーションを買おうかと迷える子羊救済するものです。

まずは良いところを挙げてみましょう。

・皆無。

以上。
かろうじて付属のDVDがそこそこ見れますが、所詮家庭用ビデオで撮った程度のレベルです。中古580円で売られる頃にはお買い得感はあるでしょう。

さて、前置きが長くなってしまいましたが本題に入りましょう。(以下口調がやや変わりますが怒りと思ってください。)


ニューオペレーションで最も酷い点は登場兵器の種類である。
まずアメリカは、安い兵器が一切無い。序盤の資金不足の時に安い戦闘機や戦車を購入して凌ぐと言った戦術が使えない。F-5がないF-4がないM60がないUH-1がない…これは厳しいが、まぁ仕様と思えば仕方ないであろう。

すでに退役済みであるA-6が健在であるのはうれしい所だが、なのに最新のイージス艦であるアーレイバークがないのはどういうことであろう。攻撃潜水艦もバージニアもロサンゼルスも無いのにバカ高いシーウルフしかない。シーウルフを造る財力が生まれる頃には大抵のマップで勝負が付いている。
しかしまだ、アメリカは許せる範囲である。


欧州の生産型などは海軍が丸々消え去っている。
生産できる海軍ユニットは輸送艦・強襲揚陸艦・補給艦のみであり、フランスのシャルルドゴールはおろか、駆逐艦すらないのだ。

そのくせ空母が無いのにラファールM(艦載機)が生産できる
という、ところなどは笑えというのだろうか。

仕様として海軍を消したのか、「勘違い」で海軍が消えてしまったのか。どちらにしろ角川がバカであることに変わりはない。



さて、わが国日本の生産型を見てみよう。
まず、P-3Cが無い(米軍にはある)、E-2Cも無い(米軍にはある)、E-767も無い(米軍にはE-3がある)、SH-60もない(米軍にはある)、ペトリオットも無い(米軍にはある)、UH-60もない(米軍にはある)、C-130もない(米軍にはある)、C-1も無い(他国には相応のがある)と、酷い惨状である。
対潜哨戒機が用意されず、早期警戒機があらず、対潜哨戒ヘリコプターがあらず、輸送ヘリコプターもあらず、一体何をしろと言うのであろうか? 長距離SAMは安価であるとゲーム中解説されているにもかかわらずペトリオットより高価なのに射程が短く性能が低い03式中SAMだけである。

他国にないのならばまだ許せる。事実インプルーブドではP-3Cやニムロッドなど固定翼哨戒機は存在していなかった。
しかし、P-3Cを含む同種兵器は米国など他国の生産型には有るのである。これについてどう納得すれば良いのであろうか?角川には出てきて弁明してもらいたい。
また、ニューオペレーションには「対潜哨戒機」の任務を負う航空機は有るが、「ジャンル」が無いのだ。P-3Cの分類はなぜか「早期警戒機」である。こんなこと、そこらへんの軍オタ(私自身もこの部類?)でもおかしいと気が付くであろう。しかしそれもわからないような哨戒機と早期警戒機の区別も付かないバカが作ったのであろうことは想像に難く無い。

そしてバカのやってのけた最大のミスが支援戦闘機F-2である。
F-2の装備している空対空ミサイルの射程は4ヘックスである。この4という数字がどのようなものか他を挙げて比較すると、長射程ミサイルAIM-54フェニックスやR-37に設定されている射程3ヘックスより長いのだ。
AIM-120やAA-12、MICAなど一般的に中射程と呼ばれる、AAM-4も本来ここに分類されるべきミサイルはすべて射程が2である。
また、F-15の装備する同じAAM-4の射程は2というきわめて不可解な事態が発生している。おそらく角川がデバッグか調整用に残したバグであろう。こんな仕様があってたまるわけがない。

F-22やF-14をアウトレンジするF-2…
頭の中がお花畑になっているようだ。



が、そんな事は置いておいても、

そもそも実際のF-2はAAM-4を発射不可能である。
なお、インプルーブドのF-2はAIM-7を装備していたが、こちらは実際にも装備可能だ。

そして実際のF-2の最大のウリである4発搭載可能な空対艦ミサイルであるが、本作ではASM-2を2発に減らされている。まぁゲームバランスを考えた上での事であるならば仕方ない。しかし、実際には2発しか搭載不可能な小型戦闘機グリペンがRBS15Fを6発搭載できるのに明らかにおかしい。
おかしいおかしいおかしいと、何度言わせれば気が済むのか。

さて、次いで東側のロシアであるがSA-8、SA-9、T-72、T-64といった安くてそこそこの陸上兵器が生産できなくなってしまった。その代わり一番弱い戦車でT-80というふざけた状況であり、T-90などはM1A1戦車と対等に撃ち合えるというとても素晴らしい性能を持っている。ありえねぇ。

戦闘機ではMiG-21が消えてしまったのが痛いところだ。しかし、Su-27が異様なほど強くなっている。インプルーブドではF-15≧Su-27であった。ほとんど同程度の性能であり、兵器生産コストがややF-15が高いのだから当たり前といえば当たり前である。
しかし、ニューオペレーションではSu-27>>>>>超えられない壁>>>>>F-15となってしまった。その原因はSu-27がR-37アロー長射程AAM(射程3)を装備できるようになったことにある。完全にアウトレンジで一方的に落とすことが可能である。

R-37はSu-27に搭載できねぇよ。何みて調べたんだバカ!!

しかし、それであってもSu-27がF-15より高ければ値段に見合った性能であるから許せる。F-15のほうが高価なのに関わらず。だ。
R-37はSu-27には搭載できないだけではなく、MiG-31M,Su-35に試験的に搭載されたにすぎずそもそも実戦配備すらされていない。ニューオペレーションにはこういうミスが多い。


さて、最後は今回新しく生産型に加わった中国に入ろう。
一言で言えば中国最強である。

安価でそこそこな兵器から高価で強力な兵器まで、幅広く取り揃えており、日米欧露とはうってかわって充実している。
たとえば露から消えてしまったSA-8、SA-9、T-72、T-64は中国に移されている。また、中国が保有していないはずのロシアのキーロフ級巡洋艦、アドミラル・ナヒモフも生産できる(なおロシアからは消えてしまった)。
米国ではシーウルフしかなかった攻撃潜水艦も漢・夏・ロメオと実に3倍もの種類を取り揃え、空軍兵力も超安価なMiG-17から強力なSu-30までよりどりみどりである。

安くても性能は高く、90式であろうがM1であろうが中国軍の機甲師団の前ではブリキ缶も同じだ。
...ちょっと言い過ぎたかもしれないが、中国兵器は値段の割に性能が高く、のコストパフォーマンスは恐ろしく高い。
人民兵などはMLRSのロケット1発分より安い。最も実際も人民軍の兵士の人権などゴミ同然であろうが。

本ソフトは中国のためのゲームであり、日米欧のラインナップを大幅に減らし、違う陣営には同じ兵器を一切使えなくし、中国を大幅に増やして、中国以外の兵器バランスを著しく崩したのがニューオペレーション。そういっても過言ではない。

角川の開発部がChina人に支配されていることに疑いの余地はない。


ほかにも空戦譲りの操作性の悪さ、BGMは素人のほうがよっぽどマシなほどのセンスの無さ、戦闘画面などグラフィックはスーパーファミコン並の酷さ、挙げていったらきりがない。
もう書くのも疲れたので最後に箇条書きでまとめてみる。



公式サイトにはこう謳っている。

正統派戦略シミュレーションの雄、遂に復活。6年の歳月を経て脅威のパワーアップ!この春、プレイステーション2に降臨!!


なにが「脅威」だボケ。「驚異」の間違いだろうが。漢字もできねーのかよ。

【驚異】
不思議で驚くべきこと。
びっくりするほど素晴らしいこと。

【脅威】
おびやかすこと。また、おびやかされ、おどされることで感じるおそれ。
「―を感ずる」「―を与える」「平和と安全の維持を―するもの」


三省堂「大辞林 第二版」より



ハッキリ言いおう。
こんなクズが作れる事こそ驚異であり、
戦闘国家の名を騙る角川こそが
ユーザーにとって脅威だ。





クソゲー度★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★∞
オススメ度(なし) 戦闘国家改・インプルーブドを買いましょう。

参考リンク
公式サイト虚偽広告に注意。
PS2ゲーム満足度ワーストランキング買ってしまった哀れな子羊達の嘆きの声。


零式艦上戦闘記 レビューワー:ひろし & ぐり

(自称フライトシューティング)
機種:プレイステーション2 値段:7140円

零式艦上戦闘記(以下零戦記)は、過去に発売された第2次世界大戦の戦闘機ゲーム「インペリアルの鷹」と、同じメーカーであるマリオネットというメーカーが製作し、販売は名作エナジーエアフォースを手がけたTAITO(というか他の面で有名か)が行っております。
インペリアルの鷹はクソゲー認定として過去すでにここ、エラーのアトリエで紹介済みです(下参照)。はたして零戦記は前作の反省を踏まえた名作になり得たのでしょうか。って、ココで紹介されるぐらいだから結論を言えばクソなんだけどね(笑)

ゲームのタイトルでは零戦そのものですが、搭乗可能機種は帝国海軍だけではなく陸軍や米英独の戦闘機・爆撃機総勢40機種の中から選択することができます。
しかし、日本軍の戦闘機のコックピットはは全て実際の零戦をモチーフ(といってもあまりにも酷い)とした全て共通のものであり、外国機については別の、全て共通のコックピットパネルが用意されています(2種類しかない)。つまりBf-109もJu-87もMe-262もP-51もスピットファイアも全て同じコクピットと言うわけです。
やるきあんの?'`,、('∀`) '`,、
エアロダンシングやエースコンバットといった高い評価を受けているゲームは、全ての機体が実際のものに近いのコックピットを持っています。他で出来るのに、零戦記だけは出来ないなんてワケがないですよね。手ぇ抜くんじゃねえよ。
そして機内視点で左右を見ても、自機の翼が見えません(無い)。コックピットが半透明になって視界を重視したと零戦記公式サイトにあるので、あえて翼を描かなかった可能性がありますが、これも恐らく機内視点を統一するための手抜きでしょうね。

次いで機体の挙動についてですが、垂直上昇も可能な奇天烈な動きは問いません。シューティングなら爽快感があればそれでいい訳ですから。しかし零戦記は違います。レシプロ機のゲームなのに零戦ですら非常に鈍重で、例えて言うならエアロダンシングのC-1輸送機をやや機敏にした程度な感じです。もちろん、こんな挙動では爽快感なんてゼロです。
またラダーなどは、通常シューティングゲームならラダーだけで旋回できたり、シミュレーターなら踏み込んだらすぐに機体が横滑りしますが、零戦記では全く効かず、グッと押し込んでも2〜3秒後に2センチくらい(画面で)横滑りするだけで、それ以上は何もおこりません。

ゲームバランスもおかしく零戦の60Kg爆弾1発で戦艦が沈むクセに、爆弾の破片効果というものが全く無く、トラックに至近弾を与えても破壊することはできません。もちろん搭載されているのは無誘導爆弾なわけですから、爆撃は非常にシビアになっています。同様に、機銃も自機の挙動があからさまにおかしく、命中させるのは困難になっています。唯一の救いは機銃弾は無制限であると言うことでしょうか。

機銃弾は無制限でも何故か燃料は有限で、ちょっとミッションに手間取ると、あっという間に燃料が尽きてしまいます。しかし、このゲームには巡航という時間はありません。全て空中戦で燃料を使い切ってしまいまうのです。例え数千キロの航続距離がある零戦でもです。ゲーム中の死因の半分は燃料切れによるものであると言っても過言ではありません。
そして、もう半分の死因は対空砲によるものです。対空火器の猛烈さは零戦記の数少ない良い点の一つであるでしょう。

死因は燃料切れで半分、対空砲で半分。では空対空戦闘は?というと、AIは限りなくバカなので戦闘機対戦闘機の空中戦で被弾はありえません。例え自機がB-17であり、敵のメッサーシュミットの大編隊に突っ込んでもB-17の自動機銃により敵機を容易に落とせます。
山本五十六長官の一式陸攻を護衛するミッションなどは、ヘタに戦闘機を使用するよりもB-17などに搭乗し、編隊を組むだけで簡単にクリアできてしまったりします。まぁ、それが面白いかどうかは別の話ですが。

最後に音声についてですがBGMは非常にダサく、やる気の出るような高揚感は全くありません。機銃発射音もシャカシャカシャカ!という感じで全然火薬が炸裂し発砲しているという雰囲気の欠片もありません。グラフィックも今のキレイと呼べるゲームのレベルからみて、お世辞にもキレイとはいえません。

およそ5時間でクリア。全機体のうち8割を取得。

結論:シミュレーターとしては問題外。シューティングとしても失格。

で、マリオネットというメーカーが関わっていた飛行機ゲームの履歴を調べてみました。

1998年 ゼロパイロット
2000年 インペリアルの鷹
2003年 零ファイター撃墜戦記
2004年 零式艦上戦闘記

ああ、既に4作目という経験がありながら「この仕様でお客が満足できる」と、思ってんのかね…。
でも、同社の名誉のために言っておきますが、戦闘国家シリーズは名作であったと思います。

クソゲー度★★★★★
オススメ度★(7140円なんて問題外。2800円が適当。)


空戦  レビューワー: ぐり

(自称フライトシミュレーション)
機種:プレイステーション2 値段:6800円(?)


月光の斜銃が使えるのは面白かった。他にも重爆による爆撃照準も面白かった。
また、シナリオのシチュエーションも実際にあった空戦を元に作られており、初のジェット戦闘機同士の戦闘(F-80 vs MiG-15 朝鮮戦争)、ミサイルの登場(F-86 vs MiG-17 金門・馬祖上空戦)、レシプロ機最後の闘い(A-1 vs MiG-17 ベトナム戦争)、可変翼同士の闘い(F-14 vs MiG-23 リビア危機)等、すごく萌えた。…もとい、燃えた。
それもそのはず、メーカーが主張するこのゲームのウリは第2次世界大戦以降の空中戦の遷移と戦闘機の発展のシミュレートにある。メーカーは、空戦をシミュレーターと言いきっている。


さて…ヨイショしたところで不満をぶちまけさせてもらうとしましょうか…(^^;

まず、言わせてもらいたい。これがシミュレーター!?笑わせる。

全てのものが動く時は、必ずゼロから徐々に加速する。逆に停止するときは徐々に原則して停止する。この、当たり前のことが、少なくともロール軸に限っては再現されていない!

スティックをちょっと横に倒すと、その時点で最高速ロールになる。最高速とは言うものの、すげ―遅い。ロールがチンタラチンタラしてるからシューティングとしての爽快感も無い。むしろイライラがだんだん強く…。

また、ベトナム戦争らしきステージの題名は「中射程ミサイルの登場」ちょっと違うかもしれないが、こんな感じであるのは間違い無い。
んで、そのステージで使用する戦闘機はF-4ファントム。敵機はMiG-21。他にもバジャーだかベアだか爆撃機がいたはず。

MiG-21発見!MRMに切り替えて目視外戦闘だっ!
と、意気込んだものの、なんとこの中射程ミサイルがロックオンを開始、完了するより先にミサイルを撃たれた!



はぁ?相手はMiG-21だろ!?結局目視内戦闘かよ!
どうやら、このゲームはベトナム戦争当初のローリングサンダー作戦では目視外戦闘が許可されてなかったのを再現しているようだ(皮肉)

…コホン。気を取りなおしてMiG-21にFOX1!………外れた!
どうやら、このゲームは初期のスパローの信頼性の低さまでも再現しているようだ(皮肉)。

このゲーム、自称シミュレーションを名乗る割にはリアリティなんてありゃしないし、逆にシューティングと受け取っても爽快感ゼロ。一体どういう方針を持って創られたのかを聞きたい。問い詰めたい。

そして、さらに最悪なのはユーザーインターフェース。ミッションを選択する時は、エースコンバットや、エアロダンシングを代表するように、ミッションの一覧が表示されて、選択することによって詳細画面へと進む…というものではない。一つのミッションの目的と、空中戦の歴史が一画面丸々つかって表示される。そしてその状態から右や左を押すことによりミッション2、ミッション3と画面が切り替わっていく。

それはいい。別に問題無い。しかしだ、ミッション一つ切り替えるごとに5秒待たせられるってどないこっちゃ!?その5秒間はPS2がキューコキューコ唸りを上げている。
ミッション1からミッション10を選択したい時は少なくとも10回、約1分かかってしまうのだ。

これはミッション選択だけではない。機体の選択もほとんど同様のユーザーインターフェースが用意されている。例えば初期状態で零戦が選択されていれば、ポリゴンモデルの零戦が画面へびゅ〜んと飛んできて超低空を飛行する。零戦の次の飛行機を選択すると、零戦が急旋回で視界から消えて次のP-51が同じようにやってくる。この間も約5秒。
たった5秒とおもうなかれ。機体が2種類しかなければそれでも良い。文句は言わない。が、このゲームの登場機首は数十を越えるのだ。だんだんだんだんストレスが増して行くこと間違いナシ!。

それと、機体のモデリングは…いや、これは言うまい。実際に見ればすぐに分かること…
(参照)
空戦Su-27
エアロダンシングSu-27

って、この文かいてて、さて画像のアドレスを調べに行こう…とか思ってたら空戦の公式サイト潰れてました(笑)。というわけでgoogleのキャッシュで勘弁してください。
しっかし、説明書のおかべいさく氏のSu-35解説に「エンジンが動いたりして凄い機動が出来る」とか書いてあるが、Su-35に推力偏向なんてついてんのかよ(笑

最後に誉めておこう。オープニングムービーのジェット戦闘機の描写はカッコイイ!
惜しむらくは、そのムービーを連想させるようなゲームに仕上げられなかったと言うこと…

っていうか、角川書店てゲームなんか作ってんのか。


クソゲー度★★★★
オススメ度★★(戦闘機の進化を知りたいとか初心者の方には★★★)


レーシングラグーン  レビューワー: ANTHEM

(ドライビングRPG)
機種:プレイステーション 値段:5800円

某雑誌が「レースゲーム」とジャンル別けしたらスクウェアに怒られたというゲームです(謎)
近未来(といっても1999年w)の横浜、そこは走り屋人口が80%(独自調査)を超えてます。ガススタンドの兄ちゃんもファミレスの姉ちゃんも走り屋(w 
パッシングを受けると長いローディングの後(w)バトルです。

勝てば追剥のごとくどんなパーツまでもいただけます。タイヤやエアロパーツからエンジン、排気量アップ、ボディカラー(爆)まで(w 負ければ同じくパーツをかっさ
わられます(w 近未来の横浜は追いはぎだらけの世紀末的な雰囲気、、、

さて、パーツが集まればパワーアップ!
ベターに軽いシャシーにハイパワーエンジン、エアロパーツというありきたりなものからバスのボディ、ワーゲン風のシャシー、エンジンは50馬力、エアロは暴走族風(爆)てな訳のわからんモディファイも可能!
それを追い討ちをかける、もとい、彩りを加えるのがキャラクターのワンダフルな言動。何か歌舞伎の見栄をきってるような動き、なまじっか3DCGにしたもんだからデッサ
ンのバランスの悪さが際立ってます。

さらに熱い、熱すぎる発言の数々!
「コーナーの秘訣は3つのkだ!」
「3つのk……?」
「気合!気合!!気合!!!それでALL Right!!」
「おう! オレ達にはオレ達なりの解決手段があるよな!それがK・T・H!」
「清き正しき走り屋道ってもんだ!」

まぁ、こんな世界観です。私(ANTHEM)は大好きですが(w)
日常ではとても味わえない凄まじい世界を垣間見たい方はどうぞ(w)

おすすめ度★★★(世界観がはまれば+★★)
クソゲー度★★★


インペリアルの鷹  レビューワー: ピスピス

(フライトシューティング)
機種:ドリームキャスト 値段:5800円

イライラします。そしてすべてにおいて中途半端なゲームです。音楽・グラフィック・ストーリーなどどれを取っても「なんかイマイチ・・」って感じで進行し、最後に冴えないエンディングが待ってます。

飛行機ゲームとしては航空力学などまったく無視した飛び方をするくせに、中途半端な弾道計算が入ってたりするので弾が当たらなくてイライラするし、命中した所でもちっとも嬉しくありません。フライトシム的な飛ぶ楽しさも、シューティングとしての爽快感も無いと言った出来です。

しかしもっとイライラするのは作戦中に出てくるムービーがスキップできないのです。作戦をリトライするたびに紙芝居に毛の生えたようなムービー(しかも長い)を見せられる上、なんとリプレイでもまた同じ物を見せられるのです。このユーザーに対する嫌がらせとしか思えない仕様でプレイヤーのイライラは頂点に達する事うけあいです(笑)。

ストレス体質で一度でいいからイライラしてみたいという方にお勧めです。

おすすめ度★
クソゲー度★★★★


スーパーエアーコンバット3  レビューワー: ぐり

(フライトシューティング)
機種:WINDOWS 値段:8800円
シリーズはかれこれ10年以上の歴史を誇る第6作目。中でもPC98のエアーコンバット2は私を飛行機の世界に導いた。当時は海外のシムのそれを上回るとの評価も得たぐらいだ。由緒正しき和製フライトシムの伝統を受け継ぐ一作である。しかし…

「過去の栄光は、現在のこの瞬間の栄光を意味するものではない」
とあるエースパイロットの言葉である。

このゲームにはその言葉がそっくりそのまま当てはまる!とても同世代の海外のとは比較にならないCGの劣悪さ。そして操縦桿を使ってもデジタル入力になってしまうと言うふざけた設定。リプレイを編集できるのが売り物とあるが、こんな汚いCGでは編集して見る気もおきないだろう。

もし、「ちょっと飛行機ゲームに興味があるな…」と、初めて店で手に取ったフライトシミュレーターがこのスーパーエアーコンバットだったら…その人のフライトシム人生はその瞬間幕を閉じてしまうであろう。
正直、何を目的にこのゲームを作ったのか理解に苦しむ。システムソフトは3万本出荷予定だったそうだが、これは3万人に対して詐欺を行うと宣言しているも当然である。
製作者や販売陣たちにプレイした本音を聞きたいところだ。

かくして日本至高のフライトシムの栄冠はエアロダンシングシリーズにやすやすと奪取されてしまった。


おすすめ度★(自虐的な人はどうぞ)
クソゲー度★★★★★


トップガン  レビューワー:ぐり

(フライトシューティング)
機種:プレイステーション 値段:5800円 メーカー:不明

5800円?あんたバカ〜?このゲームの適当な価格は580円だよ、ホント。何を考えてこんな中と半端なゲーム作ったんだろうねぇ、理解に苦しむ。同名映画を元に作成されているが映画とは似ても似つかぬ別物。

特筆すべき最低点はシューティングの命とも言えるスピード感、爽快感、それにCGがお世辞にも良いとは言えないところか。コックピット計器は本物をある程度再現している。
普段の戦闘はミサイルの数より多い敵を相手にしなければならない、しかも向こうは撃たれて欲しいかのような飛行をしていて、まさに七面鳥撃ち。
ボスクラスの敵は超超高性能な機に乗っていて、とてもじゃないが撃ち落すのが非常に困難、何回も瞬殺されるのは覚悟しなければならない

オープニングムービーとテーマソングが映画トップガンに使われていたものだったのは楽しめた。が、いかんせん内容が悪すぎて救済にならない。

また、トップガンと冠したタイトルのゲームは、他にも多数存在するが100%クソとみても間違いない。

オススメ度★(自虐的な人はどうぞ)
クソゲー度★★★★★


大戦略マスターコンバット  レビューワー: ぐり

(戦略,戦術シミュレーション)
機種:プレイステーション 値段:6800円
称号「大戦略シリーズのおちこぼれ。」
人気高い大戦略シリーズながらゲームバランスがメチャクチャになっており、とてもじゃないがクリアできなくなっている。1章〜終章のようにいくつかのストーリーに分かれており、兵器の改造というものがある。一章は簡単すぎて面白みが全く無い、必勝パターンは対地上攻撃能力が強い攻撃機をワイルドウィーゼルとして編成し、あとは護衛戦闘機をくっつけて敵首都に侵攻、その後ろに歩兵搭載ヘリコプター部隊を数に任せて突っ込ませて、ワイルドウィーゼルで対空火器部隊が弱まったらすかさずちょっと後ろで待機していたヘリを一気に首都へ移動させる、そして占領。勝利条件が100ターン近い大きなマップでも数ターンで終わってしまう。もっと酷いのは二章からだ、今度は敵の偵察車の機関砲がとんでもないほど改造されていてウチの主力戦車の主砲より強いというわけわからん状況になる。二章の最初のマップで挫折。
戦闘シーンはダサい

オススメ度★
クソゲー度★★


ブラックファイアー  レビューワー:ぐり

(ヘリコプターフライトシューティング)
機種:セガサターン 値段5800円

数少ないヘリコプターゲームの中で最低ランクを獲得した由緒正しきクソゲー。ブリーフィングの棒読みの声、戦闘中に入ってくる緊張感の無いヘタクソなセリフ。もちろん爽快感などあったもんじゃない、敵の多さにもまいってくる。戦闘機が飛びまくりミサイルががんがん飛んで来る。あれはもう作る側もやる気無しでしょうね。プレイしてみれば分かります。トップガンと感じが似てる

オススメ度★(滅多に売ってない珍品です)
クソゲー度★★★★★


スカイターゲット  レビューワー:ぐり

(フライトシューティング)
機種:セガサターン 値段:5800円 メーカー:セガ

名作、アフタバーナーの後継(?)ゲーセンで見たときは非常に美しいグラフィックで見ているだけだけど、「おお〜!」と声を上げたくなった。がサターンのはクソゲー、グラフィックは最低だしゲームのノリも良くない。地上戦艦だの空中空母だのボスクラスは結構面白い。わけわからんから(笑)グラフィックの汚さと、通信音声の汚さでおもしろさ激減、もうちっとよければよい点があげられたのに、、、


オススメ度★★
クソゲー度★★★★


目指せスカイマークエアラインパイロット
レビューワー:ぐり

(フライトシミュレーター)
機種:プレイステーション 値段:6800円

ついに登場!!まさに代表的な買ってはいけないソフト。全てにおいて最悪点をさしあげたい。超不親切な説明書、限度を超えて汚いグラフィック。計器盤が読み取れないドットの粗さ、今までのスティックに対応していないアホな設計。読み込みの遅さ良いところを無理やり上げてみれば…リアリティが高いと言うところだけか。たけしの挑戦状よりも買ってはいけないソフトではないだろうか?メーカーは過去何度もクソゲーを排出したトワイライトである。


オススメ度★(アホゲー)
クソゲー度★★★★★


番外編


ビジュアルメモリ
機種:ドリームキャスト 値段:2500円 メーカー:セガ
まず言わなくてはなるまい。どアホウ!
CDROMのゲーム機が登場して以来、ゲームデータを保存するメモリーカードが必携になったが、ドリームキャストのビジュアルメモリーはその中でも特筆すべきクソアイテムだ。

ポケットステーションに触発されたのか、2色液晶画面といくつかのボタンが配置されており、簡易携帯ゲームができるようになっている。これが悪の元凶だ。そんなゲームやらんちゅーの!!
余計な機能のせいでたかだが128Kbのフラッシュメモリーの値段が2500円と跳ね上がった。

2001年現在32Mbのスマートメディアなど、2000〜3000円で買える時代である。ドリームキャスト発売当時でも8Mbのメモリーぐらいは買えたはず。
スマートメディアそのまんまではお子様が使うには不向きだから、多少大型化してカバーを強化したとしても8Mbと128Kbを比較すると60倍もの開きがあるにかかわらず同程度の値段とは…

ちなみにセガサターンのパワーメモリーは512Kb。プレイステーションと比較して大容量で困ったことは無かった。ただし、認識が悪いのと抜き差を繰り返すとデータが消える信頼性の低いものであったが。


ビジュアルメモリーの128Kbではちょっとしたシミュレーションゲームをしようものなら1個丸まる使ってしまう。5800円のシミュレーションゲームをプレイするためにはさらに2500円、合計8300円もの投資が必要だ
社会人ならばたいした事無いが、学生にはこれは痛い。痛すぎる。メモリーを2つ3つかえば新しいゲームが買えてしまうのだから。
現在のプレイステーション2のメモリーは8Mbで2500円。これでもかなり高いが8Mbと大容量で今のところ追加購入の必要には迫られていない。

また、携帯ゲームであるがゆえにボタン電池が内臓されており、この電池が消耗しきった状態でドリームキャストにつなぐと毎度毎度「ピィィィ〜〜!」とデカイビープ音を鳴らして知らせてくれる一度も携帯ゲームをプレイしたこと無いにも関わらず……

4個を本体に接続したまま電源を投入すると一斉に鳴り出し非常にウザイ。夜間だとマジに腹が立つ。

そういやZIPディスクが発売されるとかなんとかうわさされたが結局無くなったのね。ちゅーか、なんでよりによってZIPディスクなんだ…?




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