まずは前回と同様体験版につき、ひとつのシナリオしか選べません。
「北朝鮮電撃戦・米軍北朝鮮侵攻!!」
なんとも刺激的なタイトルですが、侵攻に至った経緯も刺激的。
BC兵器テロに憲法停止、自衛隊参戦ひゃほーーーい！ と、言うわけです。(いくらなんでもやりすぎだろ)
公式サイトを見ると「米国VS悪の枢軸」、「イラクVS悪の帝国」｢首都圏独立｣などなどシナリオが多数ある模様。
次に作戦指令です。
と、こんな感じです。
さて、登場する兵器はどのようなものがあるか…パッと眺めてみると米軍は空母ジョージ・H・W・ブッシュ、ニミッツ、揚陸艦ワスプ、サン・アントニオ(聞いたこと無いな)、F/A-18E/F、F-35A、F-35B/C、F/A-22、F-15E、B-2、AC-130U、AB-8Bプラス、EA-6、UCAV,プレデターといった顔ぶれ。陸軍はようしらんので省略。
そして気になるわれらが自衛隊の兵器で目に付いたものはF-15J、F-2、SH-60K、E-767、90式戦車、74式戦車、99式榴弾砲、KC-767、ロングボウアパッチ、F-15J改、ペトリオットPAC3、改こんごう、新型DDH(ヘリのみ。VTOL機は不可)と、時代を感じさせる新型兵器が盛りだくさん。しかしこの程度は驚くに値しません。
USO800T-4改！！ これはありえそう？
武装500lbs爆弾、対地ロケット、AAM-3、20mm機関砲！！
アパッチもいる時代なのにT-2、戦闘機として現役復帰！！！
武装500lbs爆弾、AAM-3、20mmバルカン
その性能をF/A-22と比べてみましょう。T-2改は中射程AAMが装備できませんので短射程AAMの部分(下線部)に注目。
F/A-22がサイドワインダーを使用した場合の航空機に対する攻撃力は78、対するT-2は80…
なんと、接近戦に限りF/A-22よりT-2改のほうが強い！！フランカーがF/A-22に接近できれば強いとかそういう次元の問題ではありません！！
まだまだ、こんなもんじゃありませんよ？我が自衛隊の誇る兵器は。
H-2A大陸間弾道ミサイルキターーーー！！
神風って書いてあるんですが、何ですかこれ…
ジャンボジェット体当たりキターーーーーー！！
面白いけど…わけわかりません。
ツボにはまり、しばらく大笑いしてました(笑)。
自衛隊以外でも兵器の種類にはかなりこだわっているらしく、非常に多くが用意されています。たとえばF/A-18に限っても、F/A-18、F/A-18E/F、EA-18、EF-18など、役割と性能が異なる機が用意されています。
この種類の多さが、現代大戦略2003の魅力でもあると思います。
→公式サイトの兵器一覧
さて、兵器については終わりにしてゲームの内容に話を戻します。
このマップに登場する陣営は3つ、まずプレイヤーの操作する米軍、コンピューターが操作する同盟国の自衛隊と、北朝鮮軍です。なぜか韓国軍は登場せず南朝鮮の都市は中立になっております。
ですので、まず朝鮮半島南に位置する揚陸艦と、本州にいる特殊部隊を空挺降下させ、南朝鮮に橋頭堡を築き上げ、次に輸送艦に搭乗する兵力と本州の兵力をピストン輸送で送り込まなくてはなりません。
とりあえず上の指令書にもある通り、空母と潜水艦を黄海にむけ進めます。
途中にいた偽装漁船(揚陸艦扱い)をハープーンで沈めましょっと。シーウルフ？あぁ「やまと」ね。
既存の基地が使えなくなったため小松基地に駐留する米軍。エンドに張り付きたくなりそうな面々。ただ、あのせまい基地にこんなに入るんかな。
簡単に航空戦力で撃滅していけます。
自衛隊も負けては居ません。
このマップは体験版故か非常に簡単にできており(難易度も最低と明記されている)、特に北朝鮮軍の対空火力は殆ど無いに等しい状態であり、少数のSAMとAAA車両があるのみで、戦闘機は1機もいませんでした(MiG-15を叩きたかったなぁ)。
ですので、艦載機や空軍機、航空自衛隊機でどんどん敵兵力を削り最後に陸上部隊で占領…という形で余裕でクリアすることが出来ました。テポドンがたまに本州に飛来してきてペトリオットや改こんごうに余裕で迎撃されたり、たまに自衛隊に誤射されたぐらいで、特に書くようなことはありませんでした。
感想としては本当コンピューターの思考がバカです。一例として…
最前線にAWACS飛ばす奴がどこにいるんだっちゅーーーの！！
戦闘シーンも、長ったらしくなく、スムーズに迫力があるし、長年培われたインターフェースもまずますであり、全体的に良い出来だとは思います。ユーモアのある兵器も面白いですし。
ただ、この頭の弱さだけはちょっといただけません…。ただ前進して手当たり次第に攻撃しているだけという感は否めません。
あくまでもデモ版をプレイしたレビューですが、もし興味を持たれたならプレイされてみては如何でしょうか。
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