Международный Авиационно-Космический Салон(MAKS2007)
2007年国際航空宇宙展 (ロシア モスクワエアショー) 飛行展示編その1 ミグ・その他編


イポーニャの皆さんズドラストヴィチェ!(`・ω・´)ゞ

モスクワ国際航空宇宙展MAKS2007で実施されたミグ、ミル、カモフ、ツポレフ、アントノフ、ヤコブレフ、ベリエフ、ボーイングの飛行機の展示飛行の様子をご案内します。スホーイは後日のお楽しみですよ。フフフ。

MAKSの撮影条件は最悪です。滑走路が北西から南東方向に向って伸びており、会場は北東側になります。
よって、朝の早い段階のみ太陽光が期待できますが、肝心のフライトは11時ごろから始まるため、毎日酷い逆光に悩まされつづけました。
私が訪れた4日間は見事に晴れ晴れ晴れ晴れで逆光逆光逆光逆光という嬉しいようで嬉しくない状況が続きました。
よってあまり良い写真は有りません。と、逃げ口上で前置きした上で本編にいってみましょう。
なお、フライトスケジュールは毎日若干の相違があったものの、基本的には同じ展示が順番を変えて(あるいはお休み)行われました。
そのため、機種別に進行していきたいと思います。


■МиГ-29К(MiG-29K)

まずは。離陸時に捻って上昇。ロシア製戦闘機は皆右へ捻る機動で離陸しました。


本機の最大の特徴は艦載機であるということ。もちろんフックもついてます。
一見複座に見えるけど、実は単座で、座席後部はアビオニクス収納スペースになってるんです。


MiG-29は小さすぎて機動中の撮影はほぼ無理 /(^o^)\ナンテコッタイ


■МиГ-29ОВТ(MiG-29OVT)

こちらは2006年のRIATやファンボローでも紹介しました。
2007年現在、戦闘機としては(デモ機ですが)最も機動性の高い機種の1つに数えられており、自慢のポストストール機動であるダブルクルビットは他の戦闘機では真似できません!
でもポストストール機動を実施する戦闘機は全体的に高度高くてキツイ…(つд`;)
えーっと、OVTの機動をみた回数は…RIAT2006で3回 ファンボロー2006で3回 MAKS2007で4回 合計10回!!


今年の機動は去年のそれとは若干異なったものでした。
でも、逆光で真っ暗だから去年のRIATの写真にはとても及びません…。



しかし、逆光でもこれはこれで美しいから困る。


■МиГ-35(MiG-35)

MiG-29OVTの量産型!
構想だけで終わってしまったマルチロールファイターMiG-29M2のアビオニクスとOVTの機動性を兼ね備えた、最強のMiG-29複座戦闘機。現在、インドへの売り込み中です。
機動は悪くは無いけど、OVTほどではない展示に終わりました。


■МиГ-29УБТ(MiG-29UBT)

UBTはMiG-29SMTの複座タイプです。現在現役のMiG-29系列の中では最高級の性能です。
SMT系は背中に燃料タンクが増設されているので、簡単に見分けられるでしょ?
離陸したと思ったらいずこかへ去り、1時間弱のフライトを終え戻ってきました。ペリスコープがあがっていますし、体験搭乗をしたのではと思います。


■МиГ-3(MiG-3)

第2次世界大戦、ロシアで言うところの大祖国戦争初期〜中期の主力戦闘機です。
今まで見てきたウォーバーズの中で最も気合が入った凄い機動をしていました。
マスタング、テキサン、スカイレーダー、グリフォンスピット、ハリケーンMk2は明らかにやる気が無かったので、とても新鮮でした。
ただ、高度高すぎ…限度っちゅーもんがあるでしょうに!


■По-2(Po-2)

あー!やっちゃったフライトシミュレータ風着陸(笑)
むしろこっちのほうがしっくり来ますね。

■Бе-103(Be-103)

ベリエフの水上機ですが、どうせならジェットのを見たかったですね。


■F-15C

あんた何しに来た!日や米のエアショーでは主役でも、ここではただのかませ犬ですから。残念!
速度にまかした機動は迫力あるとも言えるし、ロールレートはスホーイより高いし、良い所もあるのですが…。
ただ、モスクワっ子にはそれなりにウケてたみたいです。
が、ポストストール機動のたびに「ウラーー!」なロシア機とは盛り上がりが全然違いますな。
(4日間の展示で撮影した枚数は僅か20カット。1日平均5カット。3日目はなんと1枚(笑))

「パワーバカ(良い意味で)」「直線番長(良い意味で)」「ミグ・スホーイの引き立て役(ま、場所が悪かったね)」

■Ми-28 (Mi-28)

アパッチを意識し設計された、ミルの次世代攻撃ヘリコプターです。
一時は主力攻撃ヘリの座を争いKa-50/Ka-52に敗れましたが、その決定は取り消され、現在ではMi-28が優勢とされています。
コブラやアパッチ、マングスタなど旧西側の攻撃ヘリコプターに似ててスタイリッシュでしょ?


簡素ですがヘリコプターによるアクロを披露しました。なかなかの機動です。
比較的高度が低かったおかげで、ハボックの展示はそれなりに撮れました。(ミグは高すぎ…。)


■Ка-52(Ka-52 )

Mi-28同様、次世代の攻撃ヘリコプターです。カモフお得意の二重反転ローターの攻撃ヘリ、ホーカム!
機動はMi-28に一歩譲りますが、静音性の良さやペイロード面でのが感じられます。
現在、Mi-28におされ気味で窮地に立っている模様。昔は優勢だったのにね。

(単座のKa-50の方が見たかった…)

■Ми-35(Mi-35 "ハインドE")

ハインドの最新型。去年RIATでチェコ陸軍の所属機を見ましたが、こちらの方がいい機動してますね。(ただちと遠い…)


きゃ〜やめてぇ(><)

■Ми-8 (Mi-8)

結構頻繁に飛んでました。(以上)

■Ту-334(Tu-334)

将来MRJのライバルになりそうなツポレフTu-334。
このクラスの旅客機の展示飛行があるのも航空機見本市ならではですね。ファンボローではA340やA380が飛行しましたが…。

■Ан-148(An-148)

こちらもMRJと同クラスのリージョナルジェットですが、なかなかの機動です。
しかし、高翼でアントノフっぽい形状をしていますね。

■Стрижи (Swifts)

ストリージイ(スウィフツ)は別個ページに設けております。
http://www.masdf.com/aerobatics/swifts/photo.shtml
Su-27 5機による迫力あるアエロバティックが持ち味です。




それでは皆さんダスビダーニャ(`・ω・´)ゞ

☆MAKS飛行展示その1 ミグ・その他編

MAKS飛行展示その2 スホーイ編

MAKS地上展示その1


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